悲しみのミルクが受賞した金熊賞ってどんな賞?

悲しみのミルクという映画が受賞した「金熊賞」について詳しく知っていますでしょうか?

金熊賞「千と千尋の神隠し」

 海外だけでなく国内でも非常に評価が高い作品『千と千尋の神隠し』も金熊賞の受賞作品となっています。これはスタジオ・ジブリによって作られた長編アニメーションの映画作品になっていて、宮崎駿が監督を行っています。日本アニメとしては異例とも言える興行所得300億円を達成し、更にその収益は増え続けています。まさに大ヒット作品と言っても良い作品だと言えるでしょう。

 その映像表現や、ストーリーの良さなどは非常に海外での評価が高く、あらゆるメディアがこぞって絶賛している他、著名な役者や有名人などもこれに関して素晴らしいと言及しています。

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あらすじ

 夏のある時、主人公の少女、荻野 千尋は、両親と同じく車で引越し先の町に向かっていたところで、森の中に迷い込み、そこで奇妙なトンネルを見つけました。両親は車を停めてトンネルの中へと足を進め、千尋も後を追いかけます。トンネルの出口の先には草原の丘が広がっていました。更に先へ進み、小川を渡ると誰もいない町があって、そこには食欲をそそる匂いが漂っていました。両親は匂いの先の店を見つけ、断りもなしにそこに並ぶ料理を食べ始めてしまいます。一人残された千尋が街の奥にでっかい建物を見つけると、謎の少年・ハクが千尋の元へ駆け寄り、日没の前に再び小川を渡って帰らねば、今いる世界から戻れなくなってしまうと伝えられます。しかし時既に遅く、実際の所両親が食べていたものが神々の食物で、呪いを掛けられて豚になってしまっていて、小川だったはずの場所は海になってしまっていました。千尋は再びハクに会い、千尋のことを知っていること、両親を助けるためにはここで仕事をせねばならないということを告げられ、両親を助けようと決心します。

 千尋は言われたとおりに、ボイラー室で働く釜爺の元へ仕事をもらえるよう頼みに行ったのですが、釜爺はちょうど食事を持ってきたリンに、八百万の神々が集う湯屋・「油屋(あぶらや)」の経営者である湯婆婆の元へ連れて行くよう指示しました。千尋は湯婆婆の威圧的な態度に負けず懇願し、結果的に油屋で働くことを認められました。湯婆婆は千尋の名前を奪い、「千」という新しい名を与え、千はリンに付き、髪を結び、新たな服を着て油屋の下働きとして働くことになります。人間ということで周囲に疎まれ、仕事にも慣れない日々が続く中、千はある雨の日油屋の庭に立っていた謎の仮面の男・カオナシをお客様と思い、油屋の中に優しく引き起こし入れます。 ある時、千は寝ているところをハクに起こされました。豚になった両親を見るも、2人で会話する中で元気づけられ、自身の名が千尋であることに改めて気が付きます。ハクは、湯婆婆が相手の名前を奪うことで自分の支配下に置くことが出来る能力を持っていることを伝え、千尋という名を忘れないようにと忠告します。ハクが去った後、千は白い竜を空に見つけるのでした。その晩、リンと共に大湯の掃除をしていたのですが、あまりの大変さにリンは千に番台から薬湯の札を持ってくるよう頼みます。番台は千にまともに取り合わず接客をこなしていたが、それを見ていたカオナシが番台の机から札を勝手に抜き取り、千に渡しました。礼を言ってリンのもとに戻った直後、強烈な異臭を放つオクサレ様が油屋にやってきました。異臭を放つオクサレ様の応対を千が押し付けられるも、もらった札と自身の機転により、オクサレ様の正体が龍の姿をした河の神であることを突き止め、苦団子という綺麗な泥団子を受け取ります。更にオクサレ様が放出したヘドロから大量の砂金まで見つかり、従業員たちはこれに歓喜しました。このような実績から千尋は湯婆婆を始めとした他の従業員に受け入れられ始めたのでした。

主要人物

荻野 千尋(おぎの ちひろ) / 千(せん)

 本作の主人公で、荻野家の一人娘です。小学4年生の平凡な少女なのですが、両親と共に異界に迷い込んでしまい、神の食物に手を付け、豚にされてしまった両親を人間に戻し、元の世界に帰るために湯屋「油屋」の経営者である湯婆婆と契約を交わし、名前を奪われ「千」となって働くことになります。以前は家の手伝い等したことも無いため家事の手際は悪く、一人になると不安になって何をしていいかも迷う性格だったのですが、不思議な町での体験を通して、自分でも気づかなかった適応力や忍耐力を身につけていきます。最終的には居場所の無かったカオナシを鎮めて、坊の独り立ちに一役買い、傷ついたハクを救う等驚くべき行動力を見せつけます。また母性の片鱗も見られるようになり、暴れるカオナシを宥め、ハク竜にニガダンゴを食べるように諭す等、慈愛にも似た優しさを見せました。また、これは偶然かと思うのですが、名を奪い支配する湯婆婆に対して契約書にサインするさいに、自分の名前を「荻」ではなく「获」と書いています。このことから最終的に呪縛から抜けられたのではないかという伏線にもなっているのです。

ハク

 湯屋で働いている謎の少年で、外見年は12歳ほどに見えます。湯婆婆の弟子で、湯屋の帳場を預かっています。また作中初めて千尋と会った時からなにかと彼女の力になってくれた恩人であります。釜爺によれば、千尋同様忽然と湯屋に現れ、湯婆婆の弟子になることを申し出たといいます。釜爺は反対していたのですが、止められず、その後は湯婆婆の欲深な野望の手足に利用されるようになり、作中の時点で心身共に限界が近かったようです。その正体は白龍で、千尋が以前住んでいた家の近くを流れていた「コハク川」という小さい川を司る神で、本名は「ニギハヤミコハクヌシ(饒速水小白主)」という名前でした。最終的に千尋の尽力で湯婆婆の支配と銭婆の強力な呪詛から救われます。千尋が解放された後は湯婆婆の弟子を辞めると語ったのでした。

おすすめの映画

湯婆婆(ゆばーば)

 湯屋「油屋」の経営者で正体不明の老魔女です。やたら顔がでかく、二頭身で、強力な魔力と悪魔的な経営力で湯屋を切り盛りしています。金儲けに勤しむ強欲さを持ち、何でもずけずけと口やかましく、脅かしたり怒鳴り散らしたりと部下をアゴでこき使う性格なのですが、客に対しては基本的に腰が低めです。しかし、暴走するカオナシに対しては、「お客様とて許せぬ」と容赦なく攻撃を加えています。息子の坊を溺愛していて、ハクに指摘されて坊が行方不明になったことに気付き、激しく取り乱していました。

 人間の世界から迷い込んできた千尋を湯屋に勤めさせ、名前を奪って「千」と呼び、油屋が閉まる明け方になると黒いマントに身を包み、湯バードと共に彼方へ飛び去って行きます。弟子のハクを魔法で操り、銭婆の持つ契約印を盗ませようと企んでおり、契約印があれば湯屋の労働協約が変えられ、従業員を奴隷にすることができるというのです。千尋を解放した後も、態度を変えず顔をそむけていたのですが、去っていく千尋を密かに見送る描写があります。横暴な性格ですが、河の神の穢れを清めるために孤軍奮闘し砂金の儲けをもたらした千尋の努力を認め、怖気付いた従業員達に千を見習うようたしなめる等、経営者としての度量も持ち合わせてはいます。

千と千尋の神隠しの評価

 これは本当にタダのアニメーションから抜けだした普遍的に評価できる作品の一つだと思います。特にストーリーに関して言えば、どの国でも受け入れられるような、それでいて心を打つようなものがしっかりと取り入れられている上、映像の面から見ても、一度見れば頭にしっかりとその光景が残るような独特なものでした。特に色彩設計に関しては非常に優秀で、その面から考えても非常に印象的な作品だと言えます。さて、そんな日本のアニメに関してですが、海外からも非常に高い評価を受けていることから、今現在は国を上げての事業として動き始めているのです。さて、そんな動きの中にはどのようなものがあるのか、次のページではそこに関しても見て行きましょう。