悲しみのミルクが受賞した金熊賞ってどんな賞?

悲しみのミルクという映画が受賞した「金熊賞」について詳しく知っていますでしょうか?

監督「クラウディア・リョサ」

 「悲しみのミルク」の監督を務めたのがこの「クラウディア・リョサ」です。ペルー・リマ出身の映画監督であり、脚本家でもある彼女ですが、なんと親族にはそうそうたる面々の方々が沢山おられて伯父の一人はノーベル賞作家のリオ・バルガス・リョサ、もう一人は有名な映画監督のルイス・リョサとなっています。

略歴

 彼女はニュートン・カレッジを卒業後、リマ大学でコミュニケーション学を専攻し、1990年代後半にスペイン・マドリードに移住した後に、3年間映画製作を学んでいます。その後、バルセロナで広告業に携わっていました。しかし、2006年になると初の長編監督作『Madeinusa』を発表し、マール・デル・プラタ国際映画祭で最優秀ラテン・アメリカ映画賞を受賞、ロッテルダム国際映画祭で国際映画批評家連盟賞。また、サンダンス映画祭などの有名映画祭8つで上映され、10個の賞を受賞するという結果を残しました。2009年に製作した長編2作目の『悲しみのミルク』は第59回ベルリン国際映画祭で金熊賞と国際映画批評家連盟賞を受賞。第82回アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされました。リョサの前作に引き続き主演を務めたマガリ・ソリエルも多数の賞を受賞しました。

2014年、ジェニファー・コネリー、メラニー・ロラン、キリアン・マーフィーらを起用し、モンタナ州やカナダで撮影した初の英語作品『Aloft』を発表。第64回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で上映されました。

金熊賞作品を見たい!

監督作品

  • Madeinusa (2006年)
  • 悲しみのミルク La teta asustada (2009年)
  • Aloft (2014年)

伯父のルイス・ロッサとは

 彼女の伯父のルイス・ロッサも非常に有名な映画監督で、プロデューサーや脚本家なども兼任しており、ある意味彼女にもっとも影響を与えた人物の一人なのでは無いかと見られています。第59回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『悲しみのミルク』の監督クラウディア・リョサの伯父であるかれが、どのような有名作品を撮っているかというと、例えば山猫は眠らない、そしてアマゾン、アナコンダなど日本においてもかなり知名度が高い作品が並んでいます。個人的にスナイパーのリアルを描いた映画山猫は眠らないは非常にオススメしたい作品になっています。彼自身はクラウディア・リョサと違ってどちらかと言うとエンターテイメント系の作品を多くとっており特にミリタリー物などは、受賞すらしていませんが、非常に評価が高いような気がします。

おすすめの映画

主な作品

  • 大統領暗殺指令 Hour of the Assassin《1987》
  • Crime Zone《1989》
  • 山猫は眠らない Sniper《1993》
  • アマゾン Eight Hundred Leagues Down the Amazon《1993》
  • サンドラ・ブロック in アマゾン(英語版) Fire on the Amazon《1993》
  • スペシャリスト The Specialist《1994》
  • アナコンダ Anaconda《1997》
  • The Feast of the Goat《2005》

ベルリン映画祭では

 ベルリン映画祭では近年、こうした新人発掘を積極的に行っている傾向があるため、彼女の「悲しみのミルク」が選ばれたのだろうと思う方もいるかもしれませんが、そのように贔屓目に見てもあまりにも良く出来過ぎており、まるで有名な巨匠が撮影したかのような出来でしたので、一度このクラウディア・リョサの作品をまとめて詳しく見てみると良いかと思います。流石、小さいことから創作に携わっていた家系だけあってか、作品のクオリティーが段違いで凄いです。